ホンダ「ヴェゼル」SUV販売1位、臨機応変に進化する車だ!

ホンダSUV(スポーツ多目的車)「ヴェゼル」が、2015年度販売台数6万9018台(自販連)と前年度より3割ダウンながらも、日産「エクストレイル」の6万502台を押さえ、SUVトップに立った。2014年度もSUV新車販売でトップであるから、デビュー後、高人気を続けている。

SUV人気は、三菱「パジェロ」、トヨタ「RAV-4」など、バブル期のレジャーブームで盛り上がっていたが、その後、ブームは収束していた。北米、新興国向け欧州プレミアムのSUVが上陸し、人気が再燃した。欧州プレミアムは、悪路・雪道走行よりも、舗装路を走るファッションとしてのSUVであった。このトレンドをいち早く取り入れたのが、日産の「ジューク」(2014年発表)であり、パリで初公開し、機能よりもファッションとしてのSUVとして再認識された。

そこへ、ホンダのヴェゼルがジャストタイミングで投入された。ヴェゼルはスタイリッシだ。エクステリアは、下半身SUV、上半身クーペという考え方。ダイナミックフェンダーラインとウィンドーグラフィックで独自の個性を放つ。

全長4295mmと余裕を持ったプラットフォームで、ファミリーユースへの適応をアピール。インパネのセンターパネルをドライバー側に傾け、センターコンソールを高めにセットして、スポーティーさを強調。燃料タンクはフィット同様、前席下に置き、後席は低く、折り畳み可能だ。荷室の床も広く、容積も400Lと広い。ユーティリティーの面でもトップレベルだ。

パワートレインは、1.5Lエンジンと7速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)、及びモーターの組み合わせで、ハイブリッドシステムを投入。ホンダで初めての、ハイブリッドと4WDの組み合わせも用意した。2014年、DCT関連のリコールが続いた。しかし、好調な売り上げを記録したのは、使い勝手・走り・価格の高度なバランスのゆえんだろう。

初期のヴェゼルはスポーティーさを狙い、サスペンションも固めだったが、ファミリーユースへも対応するため、2015年4月には、乗り心地と操縦安定性を両立する「振幅感応型ダンパー」を前輪駆動車へ装備、今年2月には4WDのリヤにも採用して、全グレード適用とした。更に、乗り心地向上に寄与する「パフォーマンスダンパー」をハイブリッドZに採用した。

今年2月の改良では、衝突軽減ブレーキと車線維持支援システム、誤発進抑制機能など、8つの予防安全機能を盛り込んだホンダ・センシングを、全車種選択可能とした。そして、走る楽しさを追及した「RS]グレードを追加、専用パフォーマンスダンパー、可変ステアリングレシオを装備して、ボディーとインテリアをスポーティーに仕上げた。

今年末には、トヨタの競合車「C-HR」が登場予定だが、ホンダの得意技として時代を読み、臨機応変な進化を続けるヴェゼルは、ベストセラーを続けていけるような気がする。

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